td2sk の日記

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明るい部屋でも綺麗に映る4K超短焦点プロジェクタ専用耐外光スクリーンの購入と設置

はじめに

前回予告していたプロジェクターの機能レポートの前に、先日購入した超短焦点専用スクリーンについて書いておく。

TL; DR

  • 超短焦点プロジェクタはスクリーンの歪みに弱いよ
  • 金属フレームで突っ張るタイプのスクリーンだと綺麗に映るよ
  • 耐外光(Ambient Light Rejection)スクリーンなら、照明ついてても平気だよ

購入理由

今までは普通の布スクリーンを使っていた。

これは以前の普通のプロジェクタ(参考)の頃から使っていて、安価でそれなりによく映るのだが、歪みが出やすく超短焦点プロジェクタとの相性がよくなかった。

超短焦点プロジェクタはほぼ真下から光を投影するため、スクリーンの僅かな歪みがとても目立ってしまう。*1

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Dewarping Projected Image | Global | Ricoh より引用。同じ歪みでも、超短焦点の方が見た目へ影響しやすい

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フラットスクリーン以外の場合 電動巻上フラットスクリーン(ケースタイプ・背面アーム付き) | スクリーンのことならシネマ工房へ より引用

歪みについては、金属製フレームに張力をかけて張るタイプのスクリーンを使えば解決できる。 某所で相談したら100万円(!?)の製品を勧められたが、そんなお金はないので AliExpress で探しはじめた。

いくつかの製品を調査する過程で、超短焦点プロジェクタ用に耐外光(ALR: Ambient Light Rejection)という種類のスクリーンが使えることを知った。 スクリーン表面をギザギザに加工することで、超短焦点プロジェクタが投影する下からの光を選択的に反射してくれる。 f:id:td2sk:20190828233628j:plain

そのため、日差しのある日中や照明の点いた室内でもそれなりに見れるようになる。

検討の結果、今回は以下の100インチスクリーンを購入することにした。 ja.aliexpress.com

組立

まずはスクリーン裏側の金属フレームを組み立てる。

一度フレームを退避して、スクリーンを投影面が下になるよう床に敷く。 退避したフレームを上から載せたら、スクリーン端の透明ビニール部分を思いきり引っ張り、フレームに巻きつけるようにして固定する*2

均等に引っ張らないと歪みがでるので、表面の状態を確認しながら何度かつけ外しを繰り返す。ここが一番重要。

最後に見栄えを良くするための枠を取り付けて完成。 付属のフックを壁にネジ止めして、フレームに引っ掛ければよい。

表に見えるフレームは実測7mm幅ととても狭額。

結果

暗い部屋での抜群の発色の良さはもちろん、照明をつけた状態でも十分に実用できる。

暗い部屋では、普通のテレビと変わらない綺麗な映り。

100インチはでかい。

まとめ

大画面はいいぞ

*1:通常のプロジェクタでは、スクリーン正面方向から光が入射するため、多少の歪みは目立たない

*2:写真ではスクリーンの裏表を間違えて固定している